包帯/みるきーうぇい

クラスメイトに冷たいあの子は

僕にだけに凄く優しい

どんな絵を描くのか知らないけど

絵が好きなことは知ってる

体操服の袖から覗く

あの子の腕に白い包帯

どんな絵を描くのか知らないけど

絵が好きなことは知ってる

あの包帯は僕の好きな色

赤が滲むと凄く綺麗だ

あの白い手によく似合っていた

上靴の色だった

美術室の隅で絵を眺める

あの子の腕に白い包帯

どんな絵を描くのか知らないけど

絵が好きなことは知ってる

あの包帯は僕の好きな色

絵の具を塗ればきっと綺麗だ

あの白い手によく似合っていた

制服の色だった

あの包帯は僕の好きな色

あの白い手によく似合っていた

あの包帯を全部外したら

傷跡だって凄く綺麗だ

あの白い手によく似合うのは

僕のギターかもしれないな

最終回/yonige

真っ赤に染まる予定の夕立

駅のホームから身を抜け出した

縛っている故の自由はわかっている

飛ぶ鳥を落とした憂鬱の果て

謳歌した時代は夢の中

その場しのぎの笑顔も悪くない

所詮モラトリアムの集団が

騒ぎ散らかした三角公園

ゲロを吐く最後

素敵に終えたつまらない若さ

飛んで火に入る夏の虫でいたいよ

度を越した平凡で馬鹿になる

老いた心に気付かない大人

所謂モラリストの面下げて

怒鳴り散らかした人混みの中で

中指を隠す

どうかした理想を救いたい

愛だの恋だの目眩がするわ

あくどい景色に踊らされてる

あの時隠した中指の意味を

いつか言えたなら

その場しのぎの笑顔も悪くない

所詮モラトリアムの集団が

騒ぎ散らかした三角公園

ゲロを吐く最後

さよならアイデンティティー/yonige

やっと今繋げたこの糸も
きっといつかは切れるんだね
3度目の春が来ようとしているけど
すり抜けてった

 

例えば君が描くような
明日さえ怖いなんて言えないな
こんなにも苦しいのに繋ぐなんて
馬鹿みたいだ

 

イライラってして泣いて
こんな最低な夜は
キラキラって星空に
祈りを捧げよう
ダラダラってしてるだけ
期待なんてして馬鹿みたい
ケラケラって笑うだけ
何も言えないな

 

さよならアイデンティティーよ
もう少し早く気付けたら
綺麗な昨日を思い出すこともなかった
呆れる程に痛かった
もう少し君と居たかった
嫌いなその癖 今じゃなんだか愛しくて

 

愛していた
恋していた
無理していた

 


たった今途切れた電話から
もっと確かな不安は動いた
いつまでもこんなに変われない僕は
駄目になってった

 

イライラってして泣いて
こんな最低な夜は
キラキラって神様に
祈りを捧げよう
ダラダラってしてるだけ
期待なんてして馬鹿みたい
ケラケラって笑うだけ
何も出来やしない


さっきからちらつく君は
なんかいつも悲しそうで
さっき離した左手をずっと
忘れないでいてね


さよならアイデンティティーよ
もう少し早く気付けたら
綺麗な君の目傷付けることもなかった
呆れる程に痛かった
もう少し夢を見たかった
嫌いなその癖 今じゃ全部愛せるから

 

さよならアイデンティティーよ
思い出したくもなかった

呆れる程に痛かった
もう少し君と居たかった
嫌いなその癖 今じゃなんだか愛しくて

 

愛していた
恋していた
許していた

フラレガイガール/さユり

愛をひろいあげた手のぬくもりが
今もまだ残るのです
「これさえあれば」とお互い口にして
すべてを分かり合った
それだけでもう生きていけると思ったのです

瞳を飛びたし頬を伝う彼ら
顎の先で 大渋滞
まぁ この先涙を使うことなど
もうないし まぁいっか
全部ここで流れ切ってしまえ

まずい まずい まずい強烈にまずい
あなたが買った歯磨き粉も
9割5分も残して一体
どこへいったの? ねえどこにいったの

わたしをフッてんじゃないよバカ
フッていいわけがないでしょ
たまに倦怠期予防のサプライズも忘れないでと
たしかに言ってはいたけれど
フッていいわけがないでしょ
あなたの分際でなにをバカなこと 言い出してさ
もういいから そろそろ種明かししにきてよ

 

バカまじめにとっておいた約束
部屋の中 散らばって
足の踏み場もなくすぐに踏んづけて
その刹那 痛むのです

「君は僕のすべて」って
今流行の合い言葉とかなにか?
もしや、もしかして小さく「時々」って
言ってたりしたりして
そうだとしたら
そうだとしても
なんでもいいや

ダサい ダサい ダサい猛烈にダサい
あなたがくれたワンピースを着て
お行儀よくここで私は待ってるんだよ
ねぇねぇ、待ってるんだよ

わたしをフッてんじゃないよバカ
フッていいわけがないでしょ
たまに倦怠期予防のサプライズも忘れないでと
たしかに言ってはいたけれど
フッていいわけがないでしょ
わたしと別れたならもう 次なんていないから
もういいでしょう? そろそろ種明かししにきてよ


イタい イタい イタい
女にはなるまいと誓ってはきたけど
今のアタシはどうやら晴れて なってるかな

永い 永い 永い 話しを
会ったらきっとまたしてしまうでしょう
だから最後に伝えさせて 2分でいいから

あなたが好きだったこと
とびっきりの「バカヤロウ」


わたしをフッてんじゃないよバカ
フッていいわけがないでしょ
だからあんたみたいなバカ
わたしからフッてあげるわよ
泣いて追っかけてきても
もう許したりしないから
いつか天変地異級の 後悔に襲われりゃいい

そろそろ 時間だ ワタシは いくね
次の 涙も 溜まった 頃よ