最終回/yonige

真っ赤に染まる予定の夕立

駅のホームから身を抜け出した

縛っている故の自由はわかっている

飛ぶ鳥を落とした憂鬱の果て

謳歌した時代は夢の中

その場しのぎの笑顔も悪くない

所詮モラトリアムの集団が

騒ぎ散らかした三角公園

ゲロを吐く最後

素敵に終えたつまらない若さ

飛んで火に入る夏の虫でいたいよ

度を越した平凡で馬鹿になる

老いた心に気付かない大人

所謂モラリストの面下げて

怒鳴り散らかした人混みの中で

中指を隠す

どうかした理想を救いたい

愛だの恋だの目眩がするわ

あくどい景色に踊らされてる

あの時隠した中指の意味を

いつか言えたなら

その場しのぎの笑顔も悪くない

所詮モラトリアムの集団が

騒ぎ散らかした三角公園

ゲロを吐く最後